秋季県大会(試合概況)

平成26年度秋季県大会で優勝しました!!

ご声援ありがとうございました!

以下、秋季県大会の試合の模様をお知らせします。



 春から神奈川県最強チームを決定する秋季県大会で優勝することを最大の目標にして一歩一歩練習を積んできました。
 各地区の厳しい予選を勝ち上がってきた36チームを見渡すと、既に22チームと公式戦・練習試合で対戦経験があり、未対戦のチームのうち上位に進出しそうな強豪チームについても、情報収集を可能な限り行った上で秋季県大会に臨みました。
 そのお蔭で落ち着いて試合に臨むことができましたが、神奈川県内の数々の強豪チームと対戦してきた経験から、好投手から得点することは非常に難しいことを体感してきましたので、とにかく秋季県大会では0点に抑えることを優先した戦略を立て、仮に打てなくても何とか得点を目指す練習をしてきました。
 あとは本番で練習の成果を発揮できるかどうか・・・秋の大一番の結果を以下のとおりお知らせします。



秋季県大会一日目
平成26年11月16日(日)場所:神奈川県立岩戸養護学校

初戦 対 さくらソフト 戦

 練習試合で大塚台パンサーズさんの強さはわかっていたので、勝ち上がってくるとの想定で練習を行ってきましたが、さくらソフトさんが勝ち上がって来ました。さくらソフトさんと対戦したことがないため、直前に行われた大塚台パンサーズVSさくらソフト戦を観戦して把握できた情報だけで試合に臨まなければなりませんでしたが、その結果は以下のとおりでした。

さくら  0 0 0 0 0 0 0 計0
ブラック 1 0 0 0 2 0 × 計3
(投手 オウスケ 完投)

 左の好投手相手に初回にソウタが3塁打、そしてオウスケが内野安打で1点先制!
 2回から5回まで両チーム無得点と接戦となりましたが、5回2死から3連打(ガクの内野安打、オウスケ3塁打、そしてハルキのヒット)で2点追加し、勝利しました。



2戦目 対 江ヶ崎新鶴ウィング 戦

次戦は江ヶ崎新鶴ウィングさんとの対戦となりました。以前に横浜市少連の大会で対戦し勝利したことがありますが、油断せずに試合に臨みました。

江ヶ崎  0 0 0 0 0 0 計0
ブラック 3 0 0 0 3 × 計6 
(投手 オウスケ 完投)

 要注意のバッテリーを攻略できるかが心配されましたが、初回に3点先制(ソウタ2塁打、ガクのヒット、オウスケ振り逃げ、ハルキ内野安打)できたので、安心して見ることが出来ました。その後、なかなか追加点が入りませんでしたが、5回に3点追加(イツキ死球、ソウタ内野安打、ガクのヒット、リョウのヒット)できたので、その時点で勝利を確信することができました。



秋季県大会二日目
平成26年11月22日(土)場所:神明公園
準々決勝 対 大窪タイフーン 戦

 大会一日目を勝ち抜き、ついにベスト8まで進出することができましたが、ここからは更なる強豪と戦わなければなりません。
 準々決勝の相手チームとなるブロックは大激戦区(夏季県大会準優勝の大窪タイフーン、夏季県大会第3位の岩戸ソフト、横浜選手権準優勝の高舟台レッドソックス等)でしたので、どこのチームが勝ち上がってくるか全く予想が出来ませんでしたが、大激戦区を勝ち上がってきたのは大窪タイフーンさん(以下「大窪」と記します。)でした。
 大窪とは過去に対戦したことがないものの、夏季県大会の準々決勝(大窪VS大矢部アローズ戦)の様子を見ていましたので、おおよその戦力はわかっていました。
 大窪は、今大会の初戦で横須賀の強豪・岩戸ソフトさんを破り、さらに2回戦ではブラックの宿命のライバルである金沢区の強豪・高舟台レッドソックスさんを最終回に逆転し勝ち上がってきたことから、間違いなく強いチームであり、相当厳しい戦いになると予想しました。
 このため、大窪をどのように攻略するかについて、この一週間、考えに考え抜いた上で戦いに臨みましたが、試合直前に大窪の各選手の動きを見たときに「さすが夏季県大会準優勝チームだ」と思った程、当初の予想以上に隙のない強いチームであるという印象を改めて持ちました。
 しかし、金沢区連盟に属する強豪チームと日頃から激戦を繰り広げてきた経験を活かす絶好の機会でもあり、横浜市少連の横浜選手権で横浜市の頂点に立ったという自信を持ちながら、「何が何でも勝つ!」という気合だけは負けないように試合に臨みました。


ブラック 0 0 0 0 0 0 1 計1
大窪   0 0 0 0 0 0 0 計0
(投手 オウスケ 完投)


1回表裏は両チームとも無得点。
相手チームの投手の球が速い上に、見た目以上に球が打者の手前で沈んでいるらしく、思うようにバットに当たりません。また、事前情報で把握していなかったチェンジアップも時折投げられ、相手投手を攻略するのは想像以上に厄介な予感がしてきました・・・。


2回表のブラックの攻撃。
1死からリョウがヒットで出塁し、すかさず盗塁成功。しかし、その後が続かず残塁


2回裏の相手チームの攻撃。
先頭バッターがヒットで出塁するも、続くバッターを内野ゴロに打ち取って、ショート・ソウタが2塁を踏んだ後、1塁へ送球してダブルプレー!次の打者も三振でチェンジ。


3回表のブラックの攻撃は三者凡退。


3回裏の相手チームの攻撃。
2死から2塁打を打たれるも、後続を三振に切って取り、チェンジ。


4回表のブラックの攻撃。
1死からオウスケがヒット。さらに守備の乱れを突いて盗塁成功等で1死3塁・・・はじめての先制点チャンスを作ります!さらにリョウの故意四球で2死1・3塁としますが、後続が続かず、チェンジ!最大の好機を逸します。


4回裏の相手チームの攻撃。
1死から死球を与えますが、次の打者を内野ゴロに打ち取ってダブルプレー!付け入る隙を与えません。


5〜6回表裏は両チームとも無得点で両者一歩も譲りません。息を飲むような緊迫した試合展開となりました。


7回表のブラックの攻撃(最終回)。
先頭打者のハルキが四球を選び、リョウがショート後方のポテンヒットで無死1・2塁と好機を迎えます。次の打者の場面で、2塁ランナーが3盗を試みます!これに対して相手チームが3塁へ牽制球を投げますが、この送球が外れた間に2塁ランナーが3塁を蹴って、そのままホームイン!待望の先制点を最終回表に奪取しました!!引き続き、1死2塁のチャンスは続きましたが、二者連続三振でスリーアウト・チェンジ!残すは相手チームの攻撃のみです・・・。(1−0)


7回裏の相手チームの攻撃。
二者連続三振であっという間に2アウト。次の打者は四球で歩かせましたが、最後の打者を三振に切って取り、ゲームセット!


 ブラックの投手・オウスケは相手チームから13個の三振と2つのダブルプレーを奪ったのに対して、ブラック打線は相手投手から15個の三振を奪われたものの、ブラックが僅かな好機を活かして勝利しました。どちらが勝ってもおかしくない大接戦ではありましたが、終わってみれば相手チームに3塁を踏ませず、完璧に守り切って、一つ目の大きな難関を突破することができました!


準決勝 対 清水ソフトクラブ 戦

 準決勝の相手は、横須賀の強豪・木古庭ファイターズさんを接戦の末に勝ち抜いてきた厚木の強豪・清水ソフトクラブさん(以下「清水」と記します。)となりました。
 厚木の強豪チームとして知ってはいましたが、その本当の強さを認識したのは11月3日に行った厚木遠征での清水との練習試合でした。清水との練習試合でブラックは何と相手投手からノーヒットノーランを喰らいました!が、最終回に相手チームのミスを突いて辛勝しました。そのスピードの速さとタイミングの取りづらい投球フォームに翻弄され、「こんなに良い投手が、まだ神奈川にいたのか!」と驚かされると同時に「これが秋季県大会の本番前で良かった」と胸を撫で下ろしました。
それだけに、準決勝で清水が対戦相手になることは十分予想できましたので、相手投手をイメージして取り組んできたものの、それだけで攻略できるほど甘くはありません。このため、間違いなく一点勝負の大接戦になると予想し、最終的にはタイブレで勝敗を決することも十分あり得ると覚悟して試合に臨みました。


清水   0 0 0 0 0 0 0 計0
ブラック 0 0 0 1 0 0 × 計1
(投手 オウスケ 完投)
(HR リョウ)


1回表の相手チームの攻撃。
2死から内野安打。しかし、その後を三振でチェンジ。


1回裏のブラックの攻撃。
先頭打者ソウタがヒット。続く打者は三振で、次の打者オウスケの時に1塁ランナーが盗塁を試みるも牽制タッチアウト!オウスケは死球を受け、さらに盗塁成功し2死2塁としますが、後が続かずチェンジ。


2回表の相手チームの攻撃。
1死後、ヒットを打たれ、続くバッターの内野ゴロを失策し、1死1・2塁。続くバッターも内野ゴロでしたが連続で失策し1死満塁の大ピンチ!次のバッターを三振に切って取り2死満塁の大ピンチが続きましたが・・・次のバッターを三塁ゴロに打ち取り、落ち着いて三塁ベースを踏んでスリーアウト・チェンジ!!最大のピンチを凌ぎ切ります!!


2回裏のブラックの攻撃は三者凡退。
相手投手の球は速い上に、(大窪戦とは逆に)思ったよりも上に伸びるライズ等も投げてきており、なかなかバットの芯に当たりません。前回の練習試合からイメージトレーニングしてきたものの、かなり苦戦しそうな予感がします・・・。


3回表の相手チームの攻撃は三者凡退。


3回裏のブラックの攻撃。
1死からイツキがヒット。続くソウタも内野安打で1死1・2塁。次のバッターのガクの打席の時に3塁ランナーが3盗を試みますが、タッチアウト!ガクが四球を選んだ後、盗塁を成功させて2死2・3塁としますが、後が続かず二者残塁。大きな好機を逸します。


4回表の相手チームの攻撃は三者凡退。


4回裏のブラックの攻撃。
1死の場面でリョウが打席に入ります。1ボール2ストライクからリョウが思いっきり振り抜いた打球は・・・ほぼ45度の角度で急上昇し、ライト方向のフェンス越えのホームラン!!こうして貴重な先制点を本塁打で奪取しました!(0−1)


5回表の相手チームの攻撃。
先頭打者がライト方向に打ちますがイッペイがランニングキャッチ、次の打者もレフト方向に打ちますがコウセイがランニングキャッチして連続ファインプレーでピッチャーを助けます。2死から内野安打!しかし、後続を打ち取ってチェンジ。


5回裏のブラックの攻撃は三者凡退。


6回表裏は両チームともに三者凡退。


7回表の相手チームの攻撃(最終回)。
1死から失策でランナーを出しますが、後続を抑え切って、ゲームセット!

 この試合も大接戦でしたが、何と言ってもリョウが秋季県大会準決勝という大一番でスラッガーとしての本領を発揮して、ホームラン一発で試合を決めてくれたことが大きかった!こうして、二つ目の大きな難関を突破し、ついに秋季県大会の決勝という大舞台に駒を進めることができました。現メンバーの6年生は2年前(平成24年度)の夏季県大会で準優勝した際に4年生として名を連ねていたことから、約2年ぶりに県大会決勝の舞台に戻ってきたことになります。



決勝 対 綱島東シャークス 戦

 準決勝で勝利してから、休憩を挟んだものの、実感としては息つく暇もなく・・・という感じで決勝が行われました(結果としては集中力が途切れることなく、次の試合に臨めました)。
 決勝の相手は、当初の予想どおり綱島東が勝ち上がって来ました。
 ブラックにとっては秋季県大会までには綱島東に勝つ!という目標を春先から立てて練習に取り組んできた相手です。幸運にも先に行われた横浜選手権の準決勝で綱島東に勝つことができたものの、今大会では綱島東が超本気モードでリベンジしに来ることを考えると、二戦連続で勝利することが相当難しいことはわかっていました(過去の公式戦での対戦成績は1勝2敗)。それに加えて、ブラックのエース・オウスケが準々決勝と準決勝の大接戦の末に力を使い果たして握力が著しく低下していましたが、行ける所までいくしかないと送り出しました。
 しかし、泣いても笑っても綱島東と公式戦で対戦する機会は、今年度はこれが最後!それも秋季県大会の決勝という大舞台で、願ってもない超強豪・綱島東との最終決戦が行えるため、とにかくブラックの総力を結集して全力で戦うだけです!再び綱島東の強力打線に打ちこまれるか、それともブラックが守りきるか・・・秋季県大会の決勝戦の火ぶたが、ついに切られました!!

綱島東  0 0 0 0 0 0 0 計0
ブラック 0 1 0 0 0 0 × 計1
(投手 オウスケ 完投)


1回表の相手チームの攻撃。
ブラックの投手・オウスケが最初からエンジン全開。過去敗戦を喫した2戦とも本塁打を打たれた打者に対しても真正面から三振を奪いに行きます。当たれば間違いなくホームランという豪快な振りの綱島東打線に対して一歩も引かずに速球とチェンジアップを駆使して、いきなり三者連続三振!前回の対戦(横浜選手権)では上手く駆け引きしながらの投球でしたが、今回は完全勝負!!三振を取るか、ホームランを打たれるか・・・まさに紙一重の勝負ですので、背中に冷や汗を感じながらも最高の舞台での真剣勝負を楽しむしかありません・・・。


1回裏のブラックの攻撃も三者凡退(1三振)。


2回表の相手チームの攻撃も三者凡退(1三振)。


2回裏のブラックの攻撃。
1死後、リョウがヒット。次の打者コウセイの打席で、ランナーが2盗を試みるも1・2塁間で挟まれます・・・しかし、2塁にギリギリ滑り込みセーフで1死2塁となります。さらにコウセイが振り逃げ成功!さらに盗塁成功で1死2・3塁の大チャンス!続くバッターのショウゴの打席で1ストライクから投手の投げた剛速球を空振りした球が後ろに転がります・・・その間に3塁ランナーがホームイン!とにかく待望の先制点が早々にブラックに転がり込んできました。この回は、結局、振り逃げを合わせて4三振。(0−1)


3回表裏の両チームの攻撃は三者凡退(両チームとも2三振)。


4回表の相手チームの攻撃。
先頭打者を失策で出塁させます。次の強打者も内野ゴロに打ち取ってダブルプレーでピンチを凌ぎます。次の打者も打ち取ってチェンジ。(この回は三振なし)


4回裏のブラックの攻撃も三者凡退(2三振)。


5回表の相手チームの攻撃も三者凡退(2三振)。


5回裏のブラックの攻撃も三者凡退(1三振)。


6回表の相手チームの攻撃も三者凡退(1三振)。


6回裏のブラックの攻撃も三者凡退(1三振)。


7回表の相手チームの攻撃(最終回)。

 あっという間に決勝も最終回を迎えて、綱島東の超強力打線を担う2・3・4番バッターとの最後の勝負を残すのみとなりました。どのバッターも長打や一発があるので、全く油断できません!
 そのような緊迫した場面で、ブラックの投手・オウスケは最後の最後まで完全勝負!2番打者も豪快な振りとファールで粘りましたが結局三振に切って取ります。続く3番打者には何と三球三振!そして最後の4番打者は・・・空振り三振!そして、試合終了!!!!


 この瞬間、悲願であった秋季県大会の頂点に立つことが出来ました!
 勝利の歓声の後に、ブラックナインの帽子が天高く舞い上がり、続いて監督も胴上げで舞い上がりました(重たくて思った程上がりませんでしたが・・)。

 それにしても秋季県大会5試合連続の完封勝利は出来過ぎですが、選手は本当に良く頑張りました。それに加えて、監督をはじめコーチ陣・お母様方・OB・応援して下さった全ての方々の力添えがあって、横浜ブラックナイン史上初めての秋季県大会の優勝旗を手にすることができました!!これでブラックは夏と秋の県大会の両方を制覇したチームになれました。


 また、金沢区の各チームと切磋琢磨できたお蔭で成長することができましたし、加えて公式戦・練習試合で鍛えていただいた神奈川県内の各チームの選手及び関係者の皆様にもお礼を申し上げたいと思います。(特に、良き仲間でありライバルチームである2つの赤い軍団を超えることを目標に練習してきたお蔭で、ここまで来れました。)

 最後に今大会でお世話になりました秋季県大会の関係者の皆様及び予選会をはじめ日頃からご支援いただいている金沢区連盟の関係者の皆様にもお礼申し上げます。ありがとうございました!

 残る大きな目標は平成27年1月末に行われる金沢区連盟の送別大会で優勝(それも4年連続優勝がかかっています!)することですが、その前に12月の金沢選手権と1月中旬に行われる学区大会での優勝を目指して、残り約2か月を全力で戦い抜こう!頑張れ〜ブラックナイン!!                                     (ブログ担当:たかみ)