送別大会二日目

平成26年1月25日(土)(場所:中央公園)

準決勝戦:対釜利谷フェニックス

ついに6年生が出場する平成25年度最後の公式戦の最終日がやってきました(天候は快晴)。
準決勝の相手は釜利谷フェニック スさんです。半年以上前の練習試合(結果は1勝1敗)で一度お世話になりましたが、公式戦では最初で最後の対戦となりました。フェニックスさんは区連盟秋季大会で優勝したチームですので、ブラックとしては相当厳しい試合展開になることは覚悟していたものの、ブラックナインが戦った今年度の試合の中でも「類を見ないタイブレークの連続」「最長試合」となることまでは予想できませんでした・・・その結果は以下のとおりでした。


ブラック 0 0 0 1 0  0 0 0 0 1 計2
フェニックス 0 0 0 1 0  0 0 0 0 0 計1(6回以降タイブレーク


ピッチャー:柴田(完投)


1回表のブラックの攻撃。
1アウトの後、友田が内野安打で出塁しますが、その後が続かずチェンジ。

1回裏の相手チームの攻撃。
先頭打者に外野に運ばれ、すかさず盗塁しようとしたところ、捕手の池田(皓)が見事な送球で盗塁阻止、タッチアウト!その後を打ち取り4人でチェンジ。

2回表のブラックの攻撃は三者凡退。

2回裏の相手チームの攻撃は2アウト2塁となりますが、無得点でチェンジ。

3回表のブラックの攻撃も三者凡退。

3回裏の相手チームの攻撃は、1アウトから四球で出塁したランナーが盗塁等で3塁まで進み、2アウト3塁のピンチを迎えますが、次のバッターを内野ゴロに打ち取りチェンジ。

4回表のブラックの攻撃。
友田内野安打、池田(皓)内野安打に加えて、守備の乱れの隙をついて進塁しノーアウト2・3塁の大チャンス。そこで近藤が内野ゴロで2塁に送球されて2塁ランナータッチアウト。その隙を突いて3塁ランナーがホームを狙いますが、2塁からホームへ速い返球が戻ってきてホームタッチアウト!その間に近藤が1塁から2塁へ進むも、一瞬にして2アウト2塁となり、大チャンスの芽を潰されました。その後、盗塁成功で2アウト3塁とした場面で、バッター小田村、この時の小田村はいつもと気合が違いました。セカンドの頭上を越える強烈なタイムリーヒット!!待望の先制点を叩き出しました。(1−0)

4回裏の相手チームの攻撃。
大事な1点を守り切りたい・・・と思っていた矢先。この回の先頭打者にヒットを打たれて、バントと内野ゴロで2アウト3塁のピンチの場面。次のバッターがギリギリ3塁線を破る(相手チームではありますが)見事なタイムリーヒットで3塁ランナーがホームイン。あっと言う間もなく1点返されました。(1−1)

5回表のブラックの攻撃は三者凡退。

5回裏の相手チームの攻撃。
1アウトの後、内野安打。その後、次のバッターに四球を与えて2アウト1・2塁のサヨナラのピンチ。しかし、ピッチャー柴田は気迫のピッチングで三振。この回を切り抜けます。試合開始から65分を経過したため、ルールにより6回からタイブレーカーが適用されることになりました。

6回表のブラックの攻撃。(タイブレ1回目)
2塁からのスタート。堀越がバント成功でノーアウト3塁。しかし、その後が続きません・・・二者連続で倒れてチェンジ。

6回裏の相手チームの攻撃。
2塁からのスタート。1アウト3塁とされた場面で、満塁策を講じます。監督は「これで守りやすくなったぞ〜」とベンチから選手に言っていますが・・・しかし、よく考えてみるまでもなく「四死球」で即サヨナラという背筋の寒くなるような作戦です。無論、ランナーを3塁に送られた時点で「暴投」「パスボール」でも、若しくは打たれてホームでアウトに出来なければ即サヨナラという非常に苦しい場面。しかし、この苦難を突破しなければ優勝が見えてきません・・・しかし、ここは何とか踏ん張って二者を打ち取ってスリーアウト・チェンジ。

7回表のブラックの攻撃。(タイブレ2回目)
チーム一の俊足を誇る池田(皓)が2塁からのスタートなので、絶対にこの回で決めなければならないところでしたが・・・次のバッターがバントしましたが、何と痛恨のダブルプレー。次のバッターが四球で出ますが、続かずチェンジ。

7回裏の相手チームの攻撃。
2塁からのスタート。四球とバント成功で1アウト2・3塁の場面で再び満塁策・・・再び背筋の凍る(四死球・暴投・パスボールを含めた)一打サヨナラの大ピンチ。この場面で、次のバッターを内野ゴロに打ち取り、ホームへ送球・・・フォースアウト。2アウト満塁に変わって、次のバッターを見事三振!

8回表のブラックの攻撃。(タイブレ3回目)
森が2塁からのスタート。「頼むから、先頭打者はバントくらい決めてくれー!」という切なる願いを次のバッター高見が完璧なバントで叶えてくれました・・・1アウト3塁。続く太田も絶妙のバント攻撃・・・3塁ランナー森はセオリーどおり状況を見て1塁へボールが投げられてからホームへ・・・「よし、決まった!」と思いましたが、そこは先を読んでいた相手チームが速い返球で余裕のタッチアウト!ホームで刺された森は悔しさを隠し切れません・・・が、切り替えていくしかありません。残念ながら次の打者も打ち取られてチェンジ。

8回裏の相手チームの攻撃。
2塁からのスタート。相手チームはセオリーどおりに1アウト3塁の場面をきっちり作ってきます。次のバッターは内野ゴロに打ち取りますが、その間に飛び出した3塁ランナーを見逃しませんでした・・・三本間にランナーを挟み、最後はサード側からホームへ投げて、滑り込んだランナーをタッチアウト!
わずかでもボールが逸れたらセーフになりそうな危ない場面でしたが、これで2アウト1塁となり、次のバッターを打ち取りチェンジ。

9回表のブラックの攻撃。(タイブレ4回目)
2塁からのスタート。この回は、何と3塁へも進められないまま、スリーアウト・チェンジ。タイブレークでバントも決められないようでは・・・嫌な予感がしてきました。

9回裏の相手チームの攻撃。
2塁からのスタート。三振・四球で1アウト1・2塁。バント成功で2アウト2・3塁のピンチ。そこで、次のバッターは、ライト前に浅いフライを打ち上げましたが、ライト高見とセカンド近藤の間の嫌な位置に落ちそうになります・・・一瞬ヒヤッとさせられましたが、セカンド近藤がギリギリで捕球!
スリーアウト・チェンジ。(ベンチから大きな溜息が・・・)

10回表のブラックの攻撃。(タイブレ5回目)
いつまで、この試合が続くのか・・・再び2塁からのスタート。「頼むから決めてくれ〜」という願いも空しく、二者連続で打ち取られて2アウト2塁。この回も無得点か・・・そう諦めかけた矢先。次のバッター森が1ボール2ストライクから打った打球は・・・真っ直ぐに右中間方向へ・・・値千金の素晴らしいタイムリーツーベースが最後の土壇場で出ました。2塁ランナー近藤がホームインして遂に勝ち越し!森は8回表の悔しさをここで見事に晴らしました。

10回裏の相手チームの攻撃。
2塁からのスタート・・・2人を打ち取り、2アウト2塁。最後は、ピッチャー柴田が渾身のピッチングを見せて見事三振・・・スリーアウトで試合終了!終わってみれば2時間を超える延長10回を一人で投げ切り、勝利で締めくくりました。

この試合の大歓声は、ブラックB軍が練習していた能見台小学校まで轟いていたそうです。
この後、行われた3位決定戦は、送別大会の一週間前に行われた学区大会優勝チームメンバーであるフレンズさんとフェニックスさんの対戦となりましたが、0−1でフェニックスさんが接戦を制しました。



平成26年1月25日(土)(場所:中央公園)

勝戦:対エレファント


決勝は強豪チームである瀬ヶ崎フレンズさんを1−0で勝ち上がってきたエレファントさんと対戦することになりました。エレファントさんとは12月の金沢選手権の二回戦で対戦しましたが、タイブレークで辛うじて勝利、これまた厳しい戦いが予想されます。とにかく、ブラックにとっては今年度三回目の挑戦となる決勝戦ですが、これまで優勝には届かず苦杯を舐め続けています・・・しかし、三度目の正直ということで今度こそ!という意気込みだけは負けていません。エレファントさんは今年度で初の決勝の舞台ということですが、準決勝でのフレンズさんとの戦いを見ると1−0で完封しているだけあって最高の状態で勝ち上がって来ているようです。どちらが勝ってもおかしくない試合ではありますが、泣いても笑っても本当に6年生最後の公式戦、送別大会決勝の結果は、以下のとおりです。


ブラック 0 0 3 0 0 0 0 計3
エレファント 0 0 0 1 0 0 0 計1


ピッチャー:柴田(完投)


1回表のブラックの攻撃は池田(皓)の内野安打が出たものの、そこまで。

1回裏の相手チームの攻撃は三者凡退。

2回表のブラックの攻撃。
小田村内野安打の後守備の乱れで2塁へ。続いて柴田がヒットでノーアウト1・3塁の大チャンス。しかし、後が続かずチェンジ。

2回裏の相手チームの攻撃。
1アウトからヒットで、2アウトになるもランナー2塁へ。次のバッターを打ち取ったと思ったら大事なところでエラー発生。2アウト1・3塁の大ピンチ。しかし、次のバッターを内野ゴロに打ち取ってチェンジ。事なきを得ます。

3回表のブラックの攻撃。
1アウトから堀越が内野安打。続く友田がホームランかと思うような外野の頭を超えるタイムリーツーベース!!待望の先制点を叩き出します。池田(皓)が内野安打と盗塁で1アウト2・3塁。さらに近藤が内野安打を放ち、その間に友田ホームイン。続いて小田村が内野ゴロの間に池田(皓)もホームインで3−0と一気に突き放します。上位打線がきっちり仕事をして、一気に試合展開が有利になります・・・しかし、相手チームとは以前公式戦で対戦した際に、ブラックが先制したにもかかわらず粘り強く逆転し、敗戦を喫したことがありますので全く油断できません。

3回裏の相手チームの攻撃。
1アウトからヒットを打たれますが、続くバッター二人を打ち取り、スリーアウト・チェンジ。

4回表のブラックの攻撃は三者凡退。

4回裏の相手チームの攻撃。
この回の先頭打者に2塁打を浴びます。次のバッターは内野ゴロで1アウト3塁。次のバッターも内野ゴロでアウトとなりますが、その間に1点返されます。(3−1)しかし、ピッチャー柴田は落ち着いて後続を断ち、スリーアウト・チェンジ。

5回表のブラックの攻撃は、三者凡退。

5回裏の相手チームは三者凡退。

6回表のブラックの攻撃は、小田村の内野安打のみでチェンジ。

6回裏の相手チームの攻撃も、この回の先頭打者にヒットを浴びますが、その後は隙を見せずにスリーアウト・チェンジ。

7回表のブラックの攻撃は三者凡退。
3−1のまま、時間的に最終回となる7回裏の相手チームの攻撃を迎えます。優勝は目前です・・・しかし、少しでも崩れると、最後の最後に2点差を守りきれずに再び決勝で悔しい敗戦を迎える可能性もあります・・・。そうした心配をよそに、ピッチャー柴田は、あっという間に連続三振で2アウト!そして、次のバッターは・・・見事に三者連続三振で有終の美を飾りました!!


この瞬間、1年間にわたって悔し涙を流し続けた「ブラックナイン」が・・・ついに悲願の初優勝を成し遂げました!!!そして、ブラックナインとして送別大会三連覇も達成し、後輩にバトンを渡すことができました。
区連盟四大大会で、夢にまで見た「ブラックナインの帽子が天高く舞い上がるシーン」と「監督の胴上げシーン」が、最後の最後に見られて本当に良かった。表彰式ではピッチャーの柴田主将に送別大会における最優秀選手に対して贈られる個人賞が授与されました・・・おめでとう!


6年生最後の試合で優勝したら、選手が感激の嬉し涙を流すのかと想像していましたが、選手みんなが最高の笑顔で優勝の余韻を楽しんでいました。
とにかく、終わりよければ全て良し!中学校に行っても、大人になっても、頑張れ、ブラックナイン!!


(追伸)
上記のとおり平成25年度、横浜ブラックナインのチームとして戦う6年生最後の試合を無事終えることができました。また、2月22日(土)には平成25年度卒業式を執り行い、晴れて6年生を送り出すことができました。
最後になりましたが、この場をお借りして、公式戦の大会関係者の皆様や(練習試合を含めた)全ての試合で対戦していただいたチームの選手及び関係者の皆様、ご支援ご協力をいただきましたブラックナイン関係者・OBの皆様、そしてブラックナインを応援してくださった全ての皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
平成25年度 横浜ブラックナイン
監督:友田 31番コーチ:柴田 32番コーチ:飯野
スコアラー:高見