快挙!県大会、涙の準優勝!
夏の県大会では平成10年の優勝以来、14年ぶりのメダル獲得!!
決勝戦の相手は、春の全国大会優勝投手を擁する横須賀No.1チームの三春マリーンズ。
全力を尽くして戦いましたが、0-1で惜しくも破れました。
最後のバッターがアウトとなった瞬間、泣き崩れる選手達。涙、なみだ、ナミダ・・・。
「胸を張れ!」との声の中、整列し、ゲームセット!
良く頑張った!!!!
神奈川県下74チーム中の第2位は、すごい!すごい!素晴らしい!!
選手達、感動をありがとう!拍手!!
それでは、準々決勝、準決勝、決勝の寸評をお送りします。
【準々決勝】
○日時:平成24年7月21日 7:48〜9:03
○場所:小田原酒匂川スポーツ広場
○相手:富水ジャガーズ(西湘支部)
○試合結果:4-1 勝利!
ブラックナイン 00310 4
富水ジャガーズ 00010 1
【投手】田中
【本塁打】板井
【寸評】
田中ー近藤のバッテリー。
早朝からの試合。選手は起きてるか?
1回、2回の攻防は互いに1安打を放つも両エースが踏ん張り無得点。
3回表ブラックの攻撃。この回から強くなり始めた雨。ブラックにとって恵みの雨か?
先頭1番近藤が粘って四球を選び、3番田中には死球。1死、1、2塁のチャンスに4番板井。1球目、ストライク!そして2球目、高めの球を思いっきり振り抜き、打球は曇天の空へ高く舞い上がります。みんな総立ちの中、打球が落ちた地点はセンター後方、柵の向こう側。スリーランホームラーン!!!監督、大ジャンプ!ベンチはお祭り騒ぎ!!
3-0と試合の主導権を握ります。
3回裏の富水の攻撃。
リード後の大事な守り。2死後の2番打者にライト前に運ばれますが、ライト堀越が猛然とダッシュ!捕球後、そのままランニングスロー!ライトゴロ!ナイスプレー!
続く4回表ブラックの攻撃。
先頭7番友田が四球を選び、8番池田が確実に犠打で送ります。1死2塁。ここで、2つのワイルドピッチで貴重な追加点を上げます。4-0
4回裏富水に1点を返されますが、センター池田がセンター前ヒットの球を二塁へ素早く返球、1塁ランナー刺す好プレー!
【準決勝】
○日時:平成24年7月21日 10:55〜12:05
○場所:小田原酒匂川スポーツ広場
○相手:大塚台パンサーズ(横須賀支部)
○試合結果:7-0 5回コールド勝利!
ブラックナイン 41011 7
大塚台パンサーズ 00000 0
【投手】田中・三浦
【二塁打】三浦
【寸評】
田中ー近藤のバッテリー。
前の試合の勢いそのままに、初回から打線爆発!
1回表ブラックの攻撃
1番近藤は外野エラーで出塁。2番岡部が犠打で送ると、3番田中が快心の2塁打を放ち、先制の1点。続く4番板井も三遊間を抜き2点目。5番三浦はライト前ヒットで3点目。そして相手エラーが絡み4点目を上げます。見事な集中打で4-0。
2回にも1点をあげ、4回表ブラックの攻撃。
先頭8番池田が四球で出塁。9番柴田が見事な送りバントでランナーを進めます。そこで池田の好リードが相手キャッチャーの悪送球を誘い、3塁を陥れます!
1死3塁。ここで1番近藤が期待に応えるタイムリー!6-0。
5回表ブラックの攻撃。
先頭5番三浦がヒットを放つと、代打提橋。怪我を治して県大会初打席。ランナーを進める内野ゴロ。仕事をします。7番鹿野田も内野ゴロで、ランナーを送り、2死3塁。8番池田の初球がパスボール。チームバッティングが点に結び付き、7点目を上げます!
投げては先発田中は1安打0四死球のナイスピッチング!5回から三浦がリリーフ。最後をピシッと締めて、ゲームセット!
選手、ベンチ、応援、最高のチームワーク!!“全ては勝利のために!『絆』”パワーで、頂点に駆け上がれ!!
【決勝】
○日時:平成24年7月21日 13:06〜14:37
○場所:小田原酒匂川スポーツ広場
○相手:三春マリーンズ(横須賀支部)
○試合結果:0-1 準優勝!
ブラックナイン 0000000 0
三春マリーンズ 000100× 1
【投手】田中
【寸評】
さぁ、とうとうやって来ました夢の大舞台、県大会決勝戦!
1人1人名前を呼ばれ、大きな声でベンチを駆け出して行きます。
雨はすっかりやみ、舞台は整いました。近藤監督が今大会恒例と成った、選手1人1人に気合いを注入します!頑張れ、ブラックナイン!
(長くなりますが、決勝戦なので特別バージョン!全打席をお伝えします。試合、選手の動き、表情を想像しながらお読み頂ければ幸いです。)
先攻ブラック、後攻三春。相手ピッチャーの長身から繰り出される速球は迫力満点。
1回表ブラックの攻撃
先頭1番近藤がストレートの四球で出塁。2番岡部は速球に押されたか、スリーバント失敗。3番田中は内野ゴロ。4番板井は四球を選び、5番三浦の3球目、2塁ランナー近藤が3盗を試みますが、微妙なところでタッチアウト!0-0。
1回裏三春の攻撃
1番ライトフライ。2番四球で出塁を許しますが、3番三振、4番内野ゴロで得点を与えません。ライト堀越、セカンド岡部、決勝戦初回の緊張の中、よく守りました!!0-0
2回表ブラックの攻撃
5番三浦三振。6番友田が四球を選びますが、盗塁失敗。7番鹿野田も倒れ無得点。0-0
2回裏三春の攻撃
5番、6番を連続三振。7番は内野フライで三者凡退。0-0
3回表ブラックの攻撃
8番池田、9番柴田、連続三振で2死。1番近藤が2ストライクと追い込まれながらも四球を選び出塁すると、2番岡部の2球目。暴投で2塁進塁。そして岡部のショートゴロがエラーを誘い、2死ながらも2、3塁のチャンスを作ります。しかし3番田中に快音は聞かれず、無得点。0-0。
3回裏三春の攻撃
8番三振、9番内野ゴロで2死。1番打者にショート内野安打(ピッチャーグラブにあたった打球がショートの逆を付く、不運なヒット)。
2番打者は、初球を強打。2盗を警戒してセカンドよりに守り空いていた三遊間を抜け、フェンスまで・・・。1点を取られます。0-1。
4回表ブラックの攻撃
先頭4番板井、空振り三振。
5番三浦は内野ゴロ。6番友田三振。とチャンスを作れません。
4回裏三春の攻撃
4番内野ゴロ。5番の初球を叩いた打球は糸を引かれたかのようにサード柴田のグラブに一直線。コンマ1秒の秒殺プレー!ナイスサード!
6番打者はセカンド前の難しいバウンド。内野安打となるが、7番を内野ゴロに打ち取り無得点。
5回表ブラックの攻撃
7、8、9番を三振に取られ、0-1のまま。しかし8番池田は2ストライクと追い込まれながらもファール2球、ボール3球と選び、よく粘りました!
5回裏三春の攻撃
8番、9番連続内野ゴロで2死。1番打者に安打を許し、2死1塁。
2番打者は内野ゴロだが送球、捕球ともに悪く、1、2塁。しかしここも田中が踏ん張り、無得点に抑えます。
6回表ブラックの攻撃
1番からの好打順。なんとか1点をもぎ取りたいブラックナイン。
応援のボルテージも上がります!
1番近藤は意表をつくセーフティーバントを試みますが、惜しくもアウト。しかし、2番岡部が四球を選び、ランナーが出ます!続くバッターは、3番田中。2-2後の6球目。ライト前に運びますが、ライトゴロで2死。しかしランナーは進塁。2死2塁。ここで4番板井にまわって来ます。
タイム!相手ベンチが動きます。近藤監督もランナー、バッターを呼び、活を入れます!
さぁ、試合再開。4番板井が雄叫びを上げ、気合いを入れます。
1球目、ボール!2球目、ボール! ん? 3球目、ボール! 何?4球目、ボール!。敬遠。2死1、2塁。
さぁ、燃えろ5番三浦!『カッセ、カッセ、いぶき!』友田コーチ、小田村コーチの声が響き、ベンチ一体となって声援を送ります!
勝負の1球目、スバッ!ストライク!
三浦が打席を外し、監督を振り返ります。監督、ベンチの期待を背負い、重圧の中、2球目が投じられ、ブン!バットを振り抜きます!
カキーン!!!! 見事に捉えた打球はライト方向へ・・・・
ワーッ!!!歓声が響きます!!!!!いけーーーー!!
しかし、勝利の神様は微笑んでくれませんでした。無情にもボールはライトグラブへ吸い込まれ、スリーアウト。
三浦選手。この重圧の中、よく頑張りました!!拍手!!!
まだ、1回残っている。最後までアキラメルな!!
6回裏三春の攻撃
最後の攻撃に弾みを付けたい守り。エース田中がここでこの日最高のピッチングを見せます。4番、5番、6番をわずか5球で退けます。
さぁ、最終回!まだ、終わらないぞ!
7回表ブラックの攻撃
先頭6番友田。1ストライク後の2球目。打球はサードへ。サードエラーを誘い、0死で同点のランナーが出ます!!
7番鹿野田。2ストライクと追い込まれながらも、ゴロを転がし、
ランナーを進めます。1死2塁。
そして8番代打提橋。頼んだぞ!
速球に食らいつき、なんとかしようとしますが、残念ながら三振。
追い込まれたブラックナイン。
そして9番柴田。つないでくれ〜。
1球目ボール!2球目ボール!3球目ストライク!そして4球目!叩いた打球はセカンドへ・・・。
セカンド、がっちり捕球し、ファーストへ転送。スリーアウト!!!
泣き崩れる選手達。
「胸を張れ!」の声を背に整列。礼!ゲームセット!!!
0-1の1点差での準優勝!!
ナイスゲーム!!!
この大会、雷雨でスタート。猛暑と思えば、3日目は前日から10度も低い気温。早朝5時に能見台出発、帰宅は22時前と体調管理が難しい中、選手達はよく頑張りました!
ベンチの選手達、コーチ、お母様の声は途切れることなく、声が枯れるまで、応援し続けました!
お母様方、夜遅くまで準備し、朝も一番早く起きて、ご飯の用意、選手の健康管理、試合会場では、買い出し、弁当手配、ドリンク補充、濡れタオル、などなど、本当に大変だったと思います。お疲れさまでした!
選手達へ:
感動しました!スコアラとして、県大会6試合の熱戦のスコアをつけられたこと、そしてこの寸評を書くことができた事、本当に幸せです。ありがとう!
君たちのシーズンは終わっていません。まだまだ通過点。
さぁ、次です。これからどんな戦いを見せてくれるか、楽しみです!!チーム一丸となり、一緒に頑張りましょう!